「リテンションマネジメント」について考える

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昨日、リテンションマネジメント研修に参加しました。

「リテンションマネジメント」とは、人材の流出を防ぐための人事管理の手法です。

リテンションマネジメントは人材を企業に定着させて継続して活躍し続けてもらうために、会社が抱える人事上の課題を追求、改善し、社員のエンゲージメントを高め、人材の定着を図ることが導入の目的です。

少子高齢化による深刻な人材不足や離職率の高さにより、注目が集まっているそうです。

グループセッションによる討論で、介護施設、製造業、食品営業など異業種の方々と同じグループになりましたが、どこの業種においても、人材不足、人事の離職に悩んでいることが分かりました。
参加者の多くは、人事担当者、育成責任者、経営者でありましたが、共通した悩みとして「Z世代の考え方が違う、世代間ギャップを感じる、ハラスメントを恐れて的確な指導ができない」ということでした。

今の時代、若年層の考えとしては、離職はスキルアップのために当たり前といった感じで、転職のハードルが低くなっていると感じます。また上層部にとっては「若年層に辞めてもらっては困る」と考え、過度に気を遣った結果、逆効果になる場合もあると、どこの業種においても同じ悩みを抱えているようです。

リテンションマネジメントを実施し、優秀な人材を確保し継続的な活躍を促すためには社内環境、就業環境の整備が欠かせません。給与体制や待遇、人事評価制度の見直しやキャリア形成の支援など効果的な施策を自社に合った形で構築していかなければいけないため、実施するには時間と労力が必要となります。
人材不足の中で早急に取り組む必要は十分理解したとして、実際のところ、何からどうのように手をつけたらよいのだろう・・・と実施に踏め込めていない会社が多いということが分かりました。

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